第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する東京国際大が12日、埼玉・坂戸キャンパスで練習を公開した。

 鈴木聖人主将(4年)らエントリー選手16人が参加。30歳の1年生、渡辺和也は「緊張感は高まっている。11月の学連(1万メートル記録挑戦競技会)でリタイアするトラブルもあって、なかなかバタバタしましたが今は大丈夫。ここから高めて整えているところ」と話した。

 横溝三郎総監督(78)も「渡辺が箱根を走る可能性は高い」と話した。

 渡辺は、どの区間を走るかどうかについて明言は避けつつ「希望としては前半区間を走りたい」と笑顔だった。大学入学前は箱根駅伝に対する強い思いはなかったというものの「今は箱根駅伝は目標の1つ。大学に入ったからこそ目標になった」と明かした。

 大志田秀次監督(55)は「足の速い選手から前に並べる戦略を取る。5区の山上りは前回の箱根(2大会前)と同じく浜登貴也(4年)です」と断言。

 チーム全体を総括し「2年前の箱根初出場の時は不安を残したまま箱根に臨んだけれど、今回は全く不安がない。心身ともに強くなった4、3年生と渡辺がどこまでやってくれるか楽しみです」と目を細めた。