ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒で2位に入り、日本記録を16年ぶりに塗り替えた。2002年に高岡寿成がマークした2時間6分16秒の日本記録を5秒更新した。
設楽悠太は冷静な表情を崩さず、淡々とした口調で偉業達成のレースを振り返った。
-レースの感想は
設楽悠太 記録よりも勝つことをイメージしながら走った。ペースメーカーが抜け、集団がばらけて置いていかれたが、冷静に走ることができた。
-先頭集団から離れた時の気持ちは
設楽悠太 井上選手は後半も我慢するタイプで厳しいかなと思った。追いついた時についてくると思ったが、振り返った時に離れていたので、このままいけば日本人トップ、記録もついてくると思った。
-昨年の東京マラソンと違い、30キロ以降も走りに力があった
設楽悠太 前回は当たって砕けろみたいな感じだった。今回は昨年の経験もあり、30キロ以降も余裕があった。
-ゴール前の心境は
設楽悠太 日本記録更新は確実だと思っていたので、ガッツポーズした。
-終盤、腕につけていたものは
設楽悠太 給水ボトルに付いていて、家族が僕のために手づくりしてくれたもの。ラスト、ファイトと書いてあって腕にはめた。一番力になった。
-記録はどこまで伸ばせそうか
設楽悠太 まだまだいける。皆さんが思っている以上のタイムは出せると思う。
-記録更新で1億円のボーナスが支給される
設楽悠太 予想できていなかったので素直にうれしい。