来年1月2、3日に行われる箱根駅伝に向け「山の神」の称号を受け継いだ法大・青木涼真(3年)が4日、東京・小金井市のキャンパスで行われた壮行会に参加した。4年連続79回目出場の同大唯一の理系ランナー。同キャンパスに通うのが青木だけという理由から、選手としては1人きり、異例の壮行会となった。

今年の5区では9人抜きで14位から5位まで押し上げ区間新記録。あいさつでは自ら「紹介にあずかりました『山の神』こと青木です」とリップサービス。しかし、おごりはない。今年の関東インカレ3000メートル障害で2連覇達成。坪田監督も今年のエントリーについて「固まっているのは青木の5区ぐらい」と全幅の信頼を置く。

埼玉の進学校、春日部高を出て、応用科学部環境応用化学科に在籍。壮行会後は「高分子化学の授業があるんで」と、走って教室に向かった。