さいたま国際マラソン前日の8日、発着点のさいたまスーパーアリーナ前の広場でトークショーがあった。

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は、昨夏の世界選手権代表で2時間23分47秒の自己記録を持つ清田真央(25=スズキ浜松AC)の復活に期待。ここ2戦は不調で20年東京五輪の代表選考レース「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(19年9月)の出場権を逃しているが「そろそろあがってきてもいい。優勝候補になります」と述べた。

また10月の全日本実業団対抗女子駅伝予選会(福岡県)で走れなくなり、四つんばいになりながら進んだ岩谷産業の飯田怜(19)から涙を流してタスキを受け取った今田麻里絵(28)も出場する。そのことにも触れ「彼女の思いもね」と期待を込めた。