日本人トップは2時間29分35秒の4位だった今田麻里絵(28=岩谷産業)だった。

日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(62)は、自己記録を2分25秒縮めた今田について「28分を切る力はあると感じた。次の試合に期待したい」と話した。その上で20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」(19年9月)の出場権の獲得者が出てこなかったことについては「ちょっとさびしい」と口にした。

河野匡長距離マラソンディレクター(58)は「正直なところ悔しい結果」と受け止めた。来年1月の大阪国際には、ともにリオ五輪代表の福士加代子(36=ワコール)田中智美(30=第一生命)が出場を目指しているそうで、MGCの切符獲得への期待を込めた。