5連覇と史上初、2度目の3冠を狙う青学大がまさかの6位に沈んだ。この日の当日変更で3区に入ったエースで主将の森田歩希(4年)が首位と1分5秒差の8位でスタートすると、区間新となる1時間1分26秒の快走。トップでタスキをつないだ。しかし、4区の岩見秀哉がブレーキ。東洋大・相沢晃(3年)に抜かれ、その後も東海大の館沢亨次(3年)にも逆転され、3位に後退した。さらに5区の竹石尚人(3年)も前回5区区間賞の法大・青木涼真(3年)らに抜かれ、6位に順位を下げた。

トップの東洋大とは5分29秒差。史上3校目の5連覇&史上初の2度目の3冠へ、暗雲が漂ってきたが、諦めない。

原晋監督(51)は「箱根は難しい。4区の岩見が誤算。経験がないからか。(5区の)竹石も練習では良かった」とレースを振り返った。

復路には6区小野田勇次(4年)、7区林奎介(4年)ら昨年の区間賞がそろっている。「6、7区で差を詰めるのは想定内。あとは8、9区でどこまで差を詰めることができるか。10区で1分半差なら可能性はある」と、このまま終わるつもりはない。逆転5連覇へ「ゴーゴー大作戦」の作戦名通り、最後の最後まで全力を尽くす。