五輪4度出場の福士加代子(37=ワコール)は7位に終わった。スタートからハイペースの先頭集団の後方を粘り強く走ったが、17キロすぎに遅れ始めると後半はズルズルと後退した。「(先頭集団の)4番目になったときに少し休んだら離れて、追い付けなくなった。残念でした」と、レース後は一瞬の気の緩みを悔しがった。

五輪にはトラックで3度出場し、4度目の前回16年リオデジャネイロ大会はマラソンで14位。5度目の五輪はまだ諦めていない。「ゴールしてよかったよ。東京五輪の試走だと思えば。次、2時間22分22秒だよね。でも切れないだろうなあ。これから練習頑張ります」。16年の大阪国際女子で2時間22分17秒で優勝した実績もある。37歳の挑戦はまだ続く。