20年東京オリンピック(五輪)のマラソンの開催が札幌に決まった。

代表選考会マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)で女子2位に入り、代表となった鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)は「札幌での開催が決まりましたが、札幌は昨年初マラソンを走った思い出の地でもあります。今度はオリンピックの日本代表として再び札幌の地を走れることを誇りに、しっかり準備してまいります」とコメントした。鈴木は初マラソンだった18年8月の北海道で2時間28分32秒で優勝し、MGCの権利をつかんだ。五輪の新しいコースも北海道マラソンが軸とされるだけに、経験という面では影響は少なそうだ。

また、鈴木を指導する高橋監督は「東京から札幌にコースが変わっても、本番に向けた準備に大きな変更はないと考えています。暑さに強いこと、トラック競技で養ったスピード、そして我慢強さが鈴木の持ち味なので、札幌のコースでも世界の強豪と上位争いができるよう準備を行ってまいります」とした。