東海大が5時間13分15秒で16年ぶり2度目の優勝を果たした。連覇を目指す箱根駅伝へ弾みを付けた。

最長区間19・7キロのアンカー勝負で、3年生の名取燎太(3年)が快走。4・5キロ付近で競り合う青学大・飯田貴之(2年)を逆転し、そのままの勢いでフィニッシュテープを切った。

学生3大駅伝デビューとなった名取は「高校生以来の駅伝で気合が入っていた。(逆転は)レースの流れの中で行こうと決めていた」と会心のレースを振り返った。

過去2年連続2位だったチームがついに天下取り。両角監督が「今年こそはという気持ちで臨みました。2年分の悔しさがありました。あきらめずに仲間を信じてタスキをつないでくれたのが大きかった」と選手を讃えた。