2連覇を目指した神村学園(鹿児島)が、1時間07秒19で、トップの仙台育英(宮城=1時間07分00)に7秒19及ばず2位となった。

1区を任された木之下沙椰(2年)は、14位でたすきを渡した。「中盤からきつくなってきて、足が動かなかった。後半のペースアップについていけなかった。全部自分のせい。申し訳ないです」と涙が止まらなかった。

有川哲蔵監督(53)によると、トップと10秒差で2区のケニア人留学生バイレ・シンシア(2年)につなぎ、2区終了時点で2位と30秒差をつける作戦だったという。

シンシアは2区(4・0975キロ)を13人抜きの激走。残り1キロ付近でトップの仙台育英・米沢奈々香(1年)もパスしたが、最終的に、優勝までは届かなかった。

有川監督は「(作戦が)裏目にでた。みんな硬かった」と悔しさをにじませるも、「今年の悔しさをもって帰ってきて、もう1度優勝を目指したい」と語った。