女子は2年連続8度目の出場となる常葉大菊川が、1時間12分28秒の28位。目標だった同校史上最高順位(18位)を更新できなかった。

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前回大会経験者3人を含むオール3年生で臨んだ常葉大菊川だったが、全国レベルとの力の差を見せつけられた。2年連続1区の町碧海(まりん)は、前半3キロで2位集団につけた。しかし、後半3キロでペースを落とし区間34位。「去年の経験を生かせたところもあったが、後半に足が止まった」と肩を落とした。

2~4区で順位を24位にまで上げたが、アンカー菅谷茉生(まい)で再び失速。昨年の25位を下回る結果に終わった。八木本雅之監督は「まだまだ力不足だったかな」と声を絞り出し、続けて「諦めずに走り抜いた。よく頑張った」と選手たちをねぎらった。

高校卒業後は競技を引退し、動物看護師を目指すという主将の舞谷恵は「1人1人が一生懸命走ったので、悔いはない。みんなにはミーティングでキツいことも言ったけど、『ついてきてくれてありがとう』という思いです」と晴れやかな表情を見せた。