男子の札幌山の手は2時間6分37秒で27位だった。コロナ禍で練習が制限されたなか臨み、昨年から順位を4つ落とした。1区を務めたエース島田拓(3年)は「かなり攻めた走りをしていたけど、(7キロ手前の)坂に差しかかるところで足がきつくなった」。29分47秒の区間19位と健闘するも、想定タイムで走りきれずに「悔しい」と振り返った。

昨年24人抜きで区間2位と好走したケニア人留学生キンヤンジュイ・パトリック(2年)も同じ3区で前年より39秒遅い区間10位。この日は歯の痛みに伴う腹痛もあり「タイムはダメだった。来年はNO・1を狙いたい」と誓った。今大会は1、2年生4人が走った。島田は「来年につなげてくれたら」と後輩に思いを託した。

▽札幌山の手・梶山一樹監督(49)「(来年に向けて)強くなるときは悔しいから始まるか、反対に頑張って結果が出て自信になって「もっと」ってなるか、どちらか。感受性の強い子を育てないといけない」