10日の出雲駅伝で初出場、初優勝を果たした東京国際大は20日、埼玉・川越市内の同大で報告会を行った。

2011年の創部から11年目での快挙。倉田信靖理事長・総長からは「日本の方に勇気、希望、誇りを伝えられた」と賛辞を送られた。大志田秀次監督(59)は「この喜びをどう感じ、次の大会に向かうのが大事。自信になってつながっていければ」と今後を見据えた。

全日本大学駅伝では2冠目を目指すが、不安材料もある。出雲駅伝では日本人エースとして3区で首位にチームを押し上げた丹所健(3年)が現在、左の足底を痛め、プール、バイク、体幹トレーニングなど別メニュー調整中。ただ、全日本までには間に合わせる覚悟で「チームのためにも、個人的にも2区で勝負をしないといけない」。前半の流れを決める11・1キロを走ることに強い意欲を示した。