今年で最後の開催となる福岡国際マラソン(12月5日・平和台陸上競技場発着)の主催者は1日、元日本記録保持者の設楽悠太(29=Honda)や、昨年2位の大塚祥平(27=九電工)、川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損害保険)ら10人の国内招待選手を発表した。

設楽は昨年3月の東京マラソン以来となるフルマラソン出場。日本陸連の瀬古利彦副会長はオンライン会見で設楽について「(引退した)大迫選手のライバルだった彼の走りもすごく楽しみ。2時間6分台を記録したときの力を出して、『俺もいるんだ』と若い選手に示して欲しい」と話した。設楽は18年の東京マラソンで、当時の日本記録2時間6分11秒をマークした。

瀬古副会長は注目選手として、東京五輪補欠1番手として練習を積んできた大塚や、今年2月のびわ湖毎日マラソンで3位に入った細谷恭平(黒崎播磨)を挙げ、「3年後のパリ五輪に向けて名乗りを上げて欲しい」と期待を込めた。