女子マラソンで、24年パリ五輪に向けた大阪国際女子(兼世界選手権オレゴン大会代表選考会、22年1月30日、大阪・ヤンマースタジアム長居発着)の記者会見が23日、大阪市内の関西テレビで行われた。

招待選手では18、20年と2度優勝で東京五輪では補欠だった松田瑞生(26=ダイハツ)、20年の名古屋ウィメンズで5位だった佐藤早也伽(27=積水化学)らが参戦する。

会見に参加した日本陸連のマラソン強化戦略プロジェクトリーダー、瀬古利彦副会長(65)は「パリ五輪に向けて重要な位置づけ。(メダルを目指す中で)地力を上げていかないといけない。女子は日本記録(05年ベルリン、野口みずき=2時間19分12秒)に肉薄してほしい。それぐらいのレベルに。記録にこだわっていきたい」と熱く語った。

注目選手にあげた松田は「東京五輪は最後まで出られるか分からない状況で準備してくれた。出られなかった悔しさを晴らしてくれるはず。パリへの第1歩になる」。佐藤についても「最後まで松田と競り合って大会記録(21年長居周回コース一山麻緒=2時間21分11秒)を目指してほしい」と期待した。

また新型コロナウイルス感染症の予防対策で昨年のヤンマースタジアム長居は無観客だったが、今回は有観客。沿道での応援も拍手のみで認める方向という。