青学大のユニホームスポンサーを務める新潟・妙高市が3日、第98回箱根駅伝で総合優勝を果たした選手たちをたたえた。

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同校が「妙高市」のロゴを胸に付けて走ると、市の認知度が急上昇。2年目となった今季は市民にも浸透しつつあるといい、担当者は「コロナ禍で明るい話題を届けてくれた」と感謝した。

青学大は例年夏場に妙高市内で合宿をしている。そんな縁で前回大会からスポンサー規定が変更されたことを受け、原監督から「妙高市に合宿させていただき箱根駅伝でも優勝できた。恩返しがしたい」と、ユニホームに同市のロゴを付けたいと提案があった。

同市は二つ返事で快諾し、大会前にスポンサー費などをまかなうためクラウドファンディングを実施。今大会の前にも80万円余りを集め、積極的な支援を行ってきた。

そんな試みは初年度から注目を浴び、大会時の市のホームページ閲覧数は「普段の50倍」(担当者)。ユニホームスポンサー2季目に6回目の総合優勝を果たしたことに、入村明市長は「監督を中心に選手が心1つにした成果のたまもの。今後も妙高の地でさらなる磨きをかけてほしい」とコメントした。【平山連】