全日本大学駅伝(11月6日、愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮)の関東学連の選考会が19日、相模原ギオンスタジアムで行われ、創価大が3時間58分09秒99の3位で初出場を決めた。

4組に出走したフィリップ・ムルワ(4年)が28分21秒68で組1着、嶋津雄大(4年)が29分6秒39で12位と主軸が貢献した。

視力が弱まり、失明の可能性もある「網膜色素変性症」と戦う嶋津は、休学期間があるため今年3月に卒業せず実質“5年生”。4年生の主力2人がコンディション不良などを理由に欠場する中で「俺がいるから任せろという気持ちだった。自分が1年残った意味がある。(最後の)とりでとして守り切れた」と笑顔を見せた。29分50秒51で1組5着だった横山魁哉(4年)も「プレッシャーはあったけど実力は発揮できた」とうなずいた。

同選考会は1万メートルのトラックレースで、各大学8名が出場した。1校2名ずつ、計4組でのレース。優勝は3時間57分35秒80の神奈川大だった。上位から順に東洋大、創価大、東海大、大東大、中央学院大、日大の7校が本戦進出を決めた。

昨年優勝の駒大、青学大、順大、国学院大、東京国際大、早大、明大、中大はシード校で、関東地区からは計15校が本大会に出場する。