全日本大学駅伝(11月6日、愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮)の関東学連の選考会が19日、相模原ギオンスタジアムで行われ、東海大の吉田響(2年)が28分59秒50の自己ベストで組1着と、チームの本大会出場に貢献した。

4000メートル過ぎから集団を抜け出すと、最後まで独走を保った。1~3組では、唯一の28分台。今年の箱根駅伝で5区2位と活躍した成長株は「5000メートルから出る(集団から抜け出す)とプランを立てていて、予定より早くなったけど、いい方に結果が出た」と喜んだ。

鬼塚翔太(メイクス)ら黄金世代が2年前に卒業して、チームの成績はやや下降気味だった。「“黄金世代”と呼ばれる偉大な先輩方がいなくなり、現状を受け止めて練習を積んできた。先陣を切れて良かった」と話した。

同選考会は1万メートルのトラックレースで、各大学8名が出場した。1校2名ずつ、計4組でレースを行う。合計タイムの上位7校が、本大会への出場権を獲得する。

昨年優勝の駒大、青学大、順大、国学院大、東京国際大、早大、明大、中大はシード校で、関東地区からは計15校が本大会に出場する。

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