関東学生陸上競技連盟は6月30日、第100回箱根駅伝(2024年1月2、3日)の予選会に、全国の大学が参加可能になったと発表した。

同連盟の最高議決機関である代表委員総会が、23年秋に開催する第100回大会予選会の参加資格を従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に拡大することを決めた。第101回大会以降の開催方法は検討するとしている。予選会で敗退した大学の選手で構成し、本大会にオープン参加する関東学生連合は編成されないことになった。

◆箱根駅伝の歴史 誕生は1920年(大9)で、東京高師(現筑波大)が優勝。マラソンの父・金栗四三らの「世界に通用するランナーを育成したい」との思いが創設につながった。関東以外の大学の出場は、戦前の28、31、32年に関大が3度。64年の第40回大会には福岡大、立命大が参戦し、04年の第80回大会は日本学連選抜の一員として京産大、岡山大などの選手も舞台に立ったが、いずれもオープン参加。優勝回数は中大の14がトップ。今年1月の第98回大会は青学大が2年ぶり6度目の総合優勝。