陸上男子やり投げで世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)に初出場するディーン元気(30=ミズノ)が2日、オンライン会見で取材に応じ「(出場が決まり)率直にうれしい気持ちとワクワクした気持ちがある。本番までの過程を純粋に楽しみたい」と意気込んだ。12年ロンドン五輪代表で、6月の日本選手権では10年ぶり2度目の優勝を果たした。参加標準記録には届かなかったが、世界ランクで出場権を手にした。

右脇腹痛など多くのケガを乗り越えて、再び日の丸を背負う。「自分の中では勝負できる自信があったからこそ、戻って来れたと思う。今回も決勝にいって勝負したい気持ちが強い」。現在はフィンランドで調整を進めており、直接オレゴンの地に乗り込む。2週間後の大舞台に向けて「僕は10年前よりアベレージを狙える状態が上がっていると思う。予選をできるだけ少ない試技数で通りたい」と誓った。