東京五輪(オリンピック)銀メダリストのフレッド・カーリー(27=米国)が、9秒86(向かい風0・1メートル)をマークして金メダルを獲得した。終盤に加速してゴール直前に、トップを走っていたブレーシー(米国)とブロメル(米国)を逆転した。

今季マークした自己ベスト9秒76は今季最高タイム。前日の予選で9秒79の好記録をマークして優勝候補の筆頭にあげられていた。

もともと400メートル出身で400メートル43秒64の自己記録を持つ。2着は9秒88でブレーシー、3着は同タイムでブロメル(米国)で、米国がメダルを独占した。

米国勢の表彰台独占は1991年東京大会の1位カール・ルイス、2位リロイ・バレル、3位デニス・ミッチェル以来31年ぶり。

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