陸上の実業団・学生対抗が6日、神奈川のレモンガススタジアム平塚で行われ、7月の世界選手権で活躍したマイル侍対決を、中島佑気ジョセフ(20=東洋大)が制した。男子400メートルで大会新記録を更新する45秒72で優勝。世界大会では日本勢最高の4位入賞を果たした7月の世界選手権(米オレゴン州)の1600メートルリレーで、ともに代表を務めたウォルシュ・ジュリアン(富士通)をラストの直線で抜き、100分の4秒差で抑えた。レース後はウォルシュとハイタッチし、互いの健闘をたたえた。

世界選手権後では初のレースで、46秒07の自己ベストを大幅に更新する形となった。尊敬するウォルシュに勝利し「あこがれであり目標。勝てて良かった」と笑顔だった。

○…ウォルシュは45秒76で2位と、わずかに届かなかった。スタートから反応よく飛び出して終盤まで先頭を走ったが、ラスト50メートルほどで中島に抜かれた。世界選手権の1600メートルリレーでは第2走者を務め、順位を2つ押し上げるなどエースとして活躍。今月下旬には欧州遠征の予定で「来年(世界選手権ブダペスト大会)に向けて、つながるレースにしたい」と話した。

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