陸上男子マラソンの世界選手権(米オレゴン)代表の西山雄介(27=トヨタ自動車)が、16日に開催される東京レガシーハーフマラソン2022(東京・国立競技場発着)へ向け、「世界選手権以来のレースになるので、自分の状態確認をメインにおいて、16日のレースを進めたい」と抱負を口にした。14日に同競技場で行われた記者会見に登壇し、出場理由などを明かした。

西山はマラソン初挑戦となった今年2月の別府大分毎日マラソンで、2時間7分47秒の大会新記録を樹立。7月の世界選手権では、2時間8分36秒で13位に入り、同選手権の日本人過去最高タイムを50秒更新した。

約3カ月ぶりのレース出場を、ハーフマラソンとした理由については「どれだけ状態が戻っているかを確認するため」と話し、「レースペースを体験することが大事になってくるので、そこを見据えてレガシーハーフの参加を決めました」と説明した。

当面の目標は「2時間5分台」と明かし、「どんどん更新していかないといけない」と意気込んだ。

東京レガシーハーフマラソン2022は、昨年の東京オリンピック(五輪)・パラリンピックをレガシーとして継承し、人々の感動とともに残すことを目的としており、今年が第1回大会となる。