トップと1秒差でタスキを受け取った駒大3区(11・9キロ)の山野力(4年)は5キロ地点で先頭に抜け出した。2位に38秒差をつけて4区へタスキを渡した。

監督バスに乗車したスポーツジャーナリスト増田明美さん(58)は、3区の指揮官の様子をリポート。駒大の大八木弘明監督が山野に「ラスト! ラスト!」とハッパを掛けたと明かし、「山野さんは手を振っていました」と説明した。

さらに「驚くことに大八木さんは、4区を走る山川(拓馬)さんに携帯電話でお話をしているんですね」と続けた。「水分はしっかりとりなさい。自重してはダメだ」と声をかけていたことを伝えた。

駒大は10月の出雲駅伝を制し、3連覇での2冠がかかる。後半の7区(17・6キロ)には、エース田沢廉(4年)が控えている。