4区(11・8キロ)を任され、トップでたすきを受けた駒大のルーキー山川拓馬が、チームをさらに活気づけた。

2位に38秒差で走りだすと快調に飛ばし、後続との差を1分1秒に広げて5区にリレー。区間賞となる33秒41の好タイムをたたき出した。レース中には大八木弘明監督からの声が耳に入ったそうで、「大八木監督のゲキが、切り替えというところで生きた」と感謝した。

長野・上伊那農業高出身の期待の星。レース後には「緊張は結構あったが、出雲駅伝では走れなかった悔しさがあった。4区を任せてもらい、区間賞を狙って走った。名門駒澤大のたすきをいい順位で、トップで渡せてうれしい」と胸を張った。