女子で11年連続11回目出場の旭川龍谷は、1時間12分8秒で24位だった。序盤の遅れを3区の益塚稀(まれ、2年)が区間8位の力走などで追い上げたが、目標の総合順位8位入賞には届かなかった。男子で4年連続14回目出場の札幌山の手は、2時間7分8秒の21位だった。

【男子・札幌山の手】

大橋兄弟の最初で最後の“都大路共演”は、ほろ苦い21位の結果で幕を閉じた。1区の兄正昊(まさひろ、3年)は、中盤まで2番手集団を快走したが、ゴールは20位。「7区過ぎでペースが上がった時に、ついていけなかった」と悔しがった。7区アンカーを務めた弟史空(ふみたか、1年)は「兄からは最初はあせらず(レースに)入るように言われましたが、想定より10秒速かった」とペース配分の失敗を悔やんでいた。

【女子・旭川龍谷】

メンバー5人中4人が昨年の13位を経験している「史上最強」(阿部文仁監督=46)の布陣で臨んだが、24位だった。4区の工藤凜果(3年)は、1年生の9月に交通事故に遭い、トレーニング復帰に約半年の時間を要した。昨年の大会は間に合わず、この日のメンバーでは唯一人の初都大路となった。東海大に進学予定の工藤は「1日も惜しまず努力はしてきました。応援してくれたみんなに感謝します。結果の出なかった悔しさは、大学で晴らしたい」と涙声で誓った。