13年ぶり10度目出場の男子・藤枝明誠(静岡)は、2時間7分9秒の22位でゴールした。目標に定めた2時間5分台での同校最高順位(16位)更新には届かなかった。それでも、2000年に記録した同校最高記録の2時間8分16秒を更新。さらに、上位7人の5000メートル平均タイムでは47校中34位だったチームは、順位でも“下馬評”を覆すなど静岡代表としての意地は見せた。

2区の水野健太主将(3年)と4区村松翼(3年)が、集大成の大舞台で結果を残した。水野が、目標の8分20秒を上回る8分18秒を記録。4人を抜き、中継所に飛び込んだ。「25分を切りたい」と話していた村松も、23分47秒の好記録で5人抜きを披露した。

この日、これまでエースとしてけん引してきた杉浦柊人(3年)が1区で30位。目標の「区間1桁順位」から遅れた。それを支える形で懸命につないだタスキ。チームとしての成長を示した都大路だった。