今月9日開催の出雲駅伝の大会主催者は3日、出場21チームのエントリー選手10人を発表した。

昨季の学生3大駅伝3冠王者の駒澤大(駒大)は鈴木芽吹主将(4年)、ハーフマラソンの日本人学生記録保持者の篠原倖太朗(3年)、佐藤圭汰(2年)らがエントリー入り。今春から指揮を執る藤田敦史監督(46)のもと、史上初の2年連続3冠へ向け、初陣に挑む。

前回5位の順天堂大(順大)は、8月の世界選手権(ブダペスト)で3000メートル障害6位入賞の三浦龍司主将(4年)がエントリー。5000メートルの高校記録保持者の吉岡大翔(1年)も名を連ねた。2年ぶりの出場となる早稲田大(早大)は工藤慎作、長屋匡起、山崎一吹の1年生トリオがエントリーした。

そのほかの主要校は、各校が事前に公表した通りの布陣。前回3位の中央大はエースの吉居大和(4年)、5000メートルの自己ベストが13分24秒11の中野翔太(4年)がエントリーした。前回4位の青山学院大は、今年1月の箱根駅伝4区区間2位の太田蒼生(3年)や昨年1月の箱根路で5区区間3位の若林宏樹(3年)など、上級生8人がメンバー入り。前回2位の国学院大は1万メートルで27分55秒15に自己記録を保持する平林清澄(3年)らを軸に、4年ぶりの出雲路制覇を狙う。

例年10月に開催される出雲駅伝は、11月の全日本大学駅伝、1月の箱根駅伝と合わせ、学生3大駅伝の1つとされており、全6区間(45・1キロ)で争われる。10月8日の区間エントリーで正選手6人、補員2人が登録され、メンバー変更は大会当日の午前9時から同20分までとなっている。

【出雲駅伝】エントリー一覧 昨季3冠の駒大は鈴木芽吹、中大・吉居大和、順大・三浦龍司ら登録>>