大学3大駅伝の初戦となる出雲駅伝(10月9日、出雲大社正面鳥居前~出雲ドーム前)の主催者は8日、各大学の区間エントリーを発表した。

2年ぶり28度目の出場となる早稲田大は今季のトラックシーズンで活躍した3選手を1区から並べ、スタートダッシュを期する。

1区は5000メートルで日本学生個人選手権3位、関東インカレ5位の伊藤大志(3年)、2区は5000メートルで関東インカレ3位の山口智規(2年)、3区には1万メートル27分台を記録した石塚陽士(3年)を配置した。チーム内でもトップで競い合ってきた3人がタスキをつなぎ、流れをつかむ。

昨年6月にOBで五輪選手だった花田勝彦監督が就任し、11年度の3冠以来優勝から離れる名門の再建を続けてきた。出雲駅伝の今季の目標は3位以内。この日行われた監督会議での花田監督は「5強の1強でも崩してトップ5には入りたい。先頭争いに加わり、どれだけ走れるかを課題としている。4年生以下のメンバーで組んでいる。キーマンは前半1、2、3に並べた3人。他大学の主力といかに戦えるか。後半の3人は1、2年生。ぜひ5強に加わって、1度でも先頭争い、チャンスがあれば」と見定めた。

この日は区間エントリー6人と補員2人が登録され、当日に2人を変更が可能。入れ替えは区間登録選手と補欠選手の交代のみで、区間登録選手間の交代はできない。

補員には主将の菖蒲敦司、ハーフマラソンで結果を残してきた佐藤航希と実力者の4年生2人が入った。

 

1区 伊藤大志(3区)

2区 山口智規(2年)

3区 石塚陽士(3年)

4区 工藤慎作(1年)

5区 間瀬田純平(1年)

6区 長屋匡起(1年)

補員 菖蒲敦司(4年)

補員 佐藤航希(4年)