5年ぶりの5度目の出場となった城西大が過去最高順位の3位で駆け抜けた。前回18年の8位を大きく上回り、3大駅伝初戦で上位戦線に名乗りをあげた。

3区で大学初の留学生ヴィクター・キムタイ(2年)の快走で7位から3位に順位を上げると、4区の林晃耀(3年)、5区の桜井優我(2年)も踏ん張り、アンカーの山本唯翔(4年)へ。1月の箱根駅伝の5区で区間新記録を樹立した「山の妖精」も表彰台圏内を守って、出雲ドームに飛び込んだ。

2区を走った山中秀真(4年)は6月、「ヴィクターがいるので、練習を引っ張ってもらって、それに付いていくことをしてるので。ほんとにチームレベルが一段と上がりました」と手応えを語っていた。櫛部静二監督は留学生の受け入れの理由を「今度の箱根駅伝は100回大会になりますね。23年間で17回の出場をしましたが、出場回数で言えば下の方。いわゆる新興校です。俯瞰(ふかん)してみると、歴史の大きさってのは感じましたし、常連校との差を埋めるだけの取り組みは大事かなと考えました」と説明していた。

記念大会が控えるからこそ、チームも新時代へ。11月の全日本大学駅伝、そして箱根駅伝へと自信を生む出雲路となった。

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