東海大が主力不在の中で10位に入り、11年連続51回目の箱根駅伝出場を決めた。

エース石原翔太郎(4年)、越陽汰主将(3年)がコンディションが整わず欠場。箱根路を経験している2人を欠いたが、鈴木天智(2年)、花岡寿哉(2年)ら下級生が奮闘した。

チーム3位のタイムで走りきった花岡は「10番以内に東海大学と呼ばれたのはよかったのかな」と安堵(あんど)の表情を見せた。しかし「チームとしても自分としても、もう少し上位で通過したかった」と悔しさも口にした。

万全とは言えない中でのレースだった。「体調不良になってしまって、1週間前にチームに合流した」。それでも今年の箱根ではルーキーながら3区を任され、区間6位。結果を残し、中心選手としての自覚が芽生えている。「本来であれば、自分も(タイムを)稼がなければならない立場だった。チームに申し訳ないと思う」と、納得することはなかった。

2年連続となる箱根路での目標は明確。「去年は3区を走ったので、3区で去年以上の走りをしたい」と力を込めた。