5年ぶり3度目の優勝を狙った青学大は、優勝した駒大に3分34秒遅れて2位に入った。最終8区で田中悠登(3年)が、1度は国学院大と中大に追いつかれたが、ラストスパートで振り切って2位を死守した。

1区で若林宏樹(3年)が飛び出して1度は独走したが、終盤に追いつかれてトップの駒大と8秒差の8位でタスキを渡した。原晋監督は「他大学含めて駒沢の先頭いかしちゃだめ。若林は5キロの坂から意表をついたスパートをしろと指示を出してた。2日前に熱が出て走れないようなことを言ったから、もうメンタルだから気持ちを切れてやれば走れると送り出した。頑張りました」と、力走を労った。

5位に終わった出雲駅伝に続いて、ライバルの駒大に大きな差をつけられたが、「2区の黒田朝日(2年)はやっぱり駅伝男、しっかりレースしてくれました。箱根では2区でも山登りでも区間賞争いができる。7区も8区も立派な走りをした。以前、出雲5位、全日本2位で箱根で優勝もあったパターンもあった。いい練習はできている。ブレーキなく箱根を戦いたい。5000メートルの平均タイムは14分00でギネス級なので、走力のベースもある。そこを箱根仕様で仕上げていきたい」と箱根駅伝での巻き返しを誓った。

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