昨季3冠王者の駒澤大(駒大)が4連覇を飾り、史上初となる「2季連続3冠」に王手をかけた。記録は5時間9分0秒で4年連続16回目の優勝。今年の箱根伝で勇退した大八木弘明総監督から監督を引き継いだ藤田敦史監督は箱根駅伝の花の2区に「芽吹にやってほしい」と主将の鈴木芽吹(4年)を希望した。

鈴木は7区(17・6キロ)を走り、前半は昨年の大会でOBの田沢廉(トヨタ自動車)がマークした49分38秒の驚異的なの区間記録とほぼ同じペースで飛ばしたが、気温25度を超えた後半にペースダウン。区間賞も逃した。

藤田監督は「鈴木は田沢の記録を意識しすぎました部分があって(苦笑)。去年は今回ほど暑くなかったので、このなかではなかなか厳しい。区間賞をとりきれなかったことは本人も反省しているんじゃないですかね」と話す一方で「箱根の2区はエースがやるべきだと思っている。私は芽吹にやってほしいですけどね」と続けた。

チームとしても目指していた昨年の大会記録を上回れなかったが「この気象条件の中でほぼ去年と変わらないぐらいのタイムで来てたので、正直強いなと思いました。去年の5時間6分はとてつもなく高いレベルの記録なので。これを超えるとなると、気象条件がそろわないと出ないだろうという感覚がありました。その中で5時間9分。確か(昨年の)2位が5時間10分台なので、それを上回ったのは、これは本当に強いチームだなと思いました」と、手応えを感じていた。

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