順天堂大(順大)が13日、第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)へ向けた取材会を開催し、8月の世界選手権3000メートル障害6位入賞の三浦龍司(4年)が最後の箱根路へ決意を示した。

最終学年を迎えた三浦は、今季から藤原優希(4年)との共同主将に就任した。

「他人がやらないことにあえて飛びこんだ」

かつては「僕は全然引っ張っていくタイプじゃない」ともらしたこともあったが、主将として日頃の練習から声をかけ合うようになった。

本職の3000メートル障害でも躍動。21年東京五輪7位入賞の実力者は、8月の世界選手権で6位に入ると、9月のダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルでは5位となった。

そこから駅伝シーズンを迎えるも、10月の出雲は未出走、11月の全日本は2区区間8位。チームも10位、11位にとどまり「予想していたよりも結果が伴わなかった」と正直に打ち明ける。

雪辱を期す箱根駅伝へ向けては、ロード対策のために距離を踏んできた。3000メートル障害とは距離も異なり「体のメンテナンスが難しかった」と言うが、「(京都・洛南)高校時代の動きづくり、補強を重点的にして、故障しない体づくりをして、メンテナンスもした」と過去3年間の経験も踏まえ、調整を進めてきた。

これまで箱根では1年時から1区10位、2区11位、2区12位の成績となっているが「ダメな結果だったかと言えばそうではない。自分の手応えが一番」と前を向く。「ラスト1年なのでどこを走りたいとかはない」とし、どの区間でも力を尽くすこと強調した。

チーム目標は昨年に続く総合5位。「自分が納得できるような走りをしていきたい。チームとして向かっていく日々は、他には変えられない」。集大成となる大一番へ、自らがチームを引っ張っていく。

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