中島ひとみ(29=長谷川体育施設)が日本歴代3位の12秒85(追い風0・7メートル)で4位に食い込んだ。

昨年9月に日本女子7人目の12秒台となる12秒99をマーク。4月の織田記念予選で12秒97、決勝で12秒93と記録を伸ばし、今大会で今季3度目の自己ベスト更新となった。優勝したマーシャル(米国)の12秒54とは差があったが、3位の田中佑美の12秒81に続き「びっくりという気持ちが大きいです」と目を丸くした。

兵庫・荒牧中3年時の10年全国中学校体育大会で優勝した実績のあるハードラー。近年はハードルを越える時の抜き足(左足)の動作を改善し、タイムが上昇しているという。それに加え、日本女子ハードル界の切磋琢磨(せっさたくま)も飛躍の要因にあると力を込める。

「寺田(明日香)さんを筆頭に温かい。もちろん『自分が勝ちたい』という世界ではありますが、試合が終わればアットホームな雰囲気になる。試合が始まる前は命が削られるくらいめっちゃ嫌ですが、終わると『試合、楽しかったな』と思わせてくれます」

今季限りで現役の第一線から退く35歳の寺田をはじめ、34歳の清山ちさと、31歳の青木益未、同学年の福部真子らが同種目をけん引。風通しがよく、技術的なアドバイスを送り合える風土がある。今年7月に30歳を迎える中島も「ハードルはまだ私よりも先輩方が活躍していらっしゃる。もしかしたら自分も何かできるかもしれない」と折れずに歩んできた。

9月には世界選手権東京大会が控える。五輪を含めて初の世界大会代表入りを目指す。

「世界陸上に出ることが一番の目標。12秒8台が出たからこそ、これを無駄にせず、12秒8台前半、12秒7台、参加標準記録(12秒73)を視野に入れながらやっていきたいです」

先輩ハードラーが背中で示してくれたように、自分自身も結果で示していく。【藤塚大輔】

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