坂本冬美

2003年のNHK紅白歌合戦で「あばれ太鼓」を歌う坂本冬美
2003年のNHK紅白歌合戦で「あばれ太鼓」を歌う坂本冬美

坂本冬美は作曲家・猪俣公章さんの内弟子になって、わずか8カ月でデビュー。80万枚を超えるヒットを記録した。当時のエピソードがある。候補作8曲から決まったデビュー作品「あばれ太鼓」について、恩師に「これは流行らないと思います」と言ってしまった。もちろん怒られた。当時は歌い出しから「何それ!ダサッ!」と思った。今思えば「19歳の自分には分からなかった。何て良い曲をいただいたのか」と感謝する。恩師、父親を亡くし、2002年3月、歌手を〝辞めた〟。体調不良もあった。そんな時、二葉百合子が「岸壁の母」を歌うのを聞いて手紙を出した。弟子入りが許され、連日レッスンに明け暮れた。03年4月、約1年ぶりにステージに復帰。同年のNHK紅白歌合戦にも返り咲いた。そうさ人生やるっきゃないさ。(^o^)

<芸能・2016年9月13日掲載>