今年3月、フランスで行われた自転車ロードレース大会で優勝した寺田吉騎(20=袋井市出身、磐田北高出)が28日、袋井市役所で大場規之(のりゆき)市長(58)を表敬訪問した。寺田は「若手の登竜門と言われる大会で優勝できて、すごくうれしい」と笑顔。

同大会はフランス北部のノルマンディで開催。20歳以下が対象となり118キロの距離を110人で競い合った。「今年は、もう1勝したい」と目標を掲げ、「将来的には、もっと大きな大会で結果を残し、海外でプロ契約を勝ち取りたい」と意気込んだ。

高校卒業後、単身フランスに渡り2年。現在、アマチュア自転車チーム「パビリー」に所属している。日本では2022年U-23ロード強化選手に指定され、主要大会には一時帰国し、大会に参加している。大場市長は「袋井からサイクリストが誕生することは輝かしいこと。今後も応援していきます」とエールを送った。【山口昌久】