どーもです。今日紹介するのは、ブリヂストンゴルフのニューモデル「ツアーB X」シリーズのUTです。先代は結構つかまりがよいモデルの印象が残っていますが、ニューモデルのドライバー＆FWはかなり直進性の高いモデルでした。新作UTがどのように進化したのか。それはボクレベルでわかるのか。早速、いってみましょう。

まずは見た目から。

UTにも「サスペンションコア」が搭載されていますが、恐らくUTも今回が初搭載だと思います。形状的には、トゥ側にボリュームがある感じですね。

フェースはセミディープ。先代「ツアーB XD-H」よりもややスッキリシャローになったように感じました。

ボディはディープ。先代よりもやや丸みを帯びていますが、出っ歯であることは変わっていませんでした。抜けの良さを意識したのか、ソールはかなり丸みを帯びた形状になっていますね。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。ぼ、某社…って、もういいか!!　ネック側後部のラインがしぼられてトゥ側にボリュームがあるように見えた先代とは全くの別モノ。ボク的には、ニューモデルのほうが〝ジャパニーズUT〟って感じでしっくりきました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「ツアーAD TX3-HY」Sフレックス装着モデルの3H。スペックは、ロフト角21度、ライ角58度、長さ40インチ、総重量347g、バランスD1。ヘッド体積112cm3。シャフトスペックは、重量63g、トルク3.7、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。昨日も書きましたが、デフォルトモデルの重量帯がこの辺りになりつつありますよね。グリップはやや太めで、やや太め好きなボクにはいい感じ。シャフトを手でしならせてみると、ドライバー＆FWよりもさらに全体的に柔らかいイメージ。両者で感じた手元の緩さはそのまま。しなりポイントはほぼ真ん中ですが、両者よりは気持ち手元よりだったように思います。ワッグルしてみると手元から全体が動くイメージで、素振りしてみると切り返しのタメ感は両者同様のイメージでした。

実際に打ってみると、つかまり具合は確実にドライバー、FWとは違う印象でした。両者よりも確実につかまりがよく、これはUTならではかもしれませんね。先代同様イメージのつかまり具合ながらも、曲がり幅は少ないイメージで、この辺が進化ポイントかなって。見るからにスピン量が少ないイメージでしたが、スカイトラックで確認してもやはり21度で約3600rpm辺りは少なかったです。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS40.8m/s、初速53.8m/s、打ち出し角15.1度、バックスピン量3606.1rpm、サイドスピン-666.3rpm、飛距離199.9ｙ

【ベスト】

HS40.8m/s、初速54.5m/s、打ち出し角15.1度、バックスピン量3863.4rpm、サイドスピン-612.1rpm、飛距離200.3ｙ

打感はソリッド系。FWとほぼ同じような打感ですが、シャフトの問題なのか、ややグニャリ感があったのは気になったところ。まあ、これも重箱の隅をつつくようなことですけど。音は中高音系で、FWよりはやや落ち着いた感じ。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら

弾道的には充分高弾道ですね。でもスカイトラック的には16度だったりします。18度辺りだと胸を張って高弾道を宣言できるのですが、16度では「弾道の見た目では」とせざるを得ないかなってｗ　スピン量は、ロフト角に対して確実に少なめです。

シャフトフィーリングですが、ドライバー＆FWよりも全体的に柔らかい感じで、より手元の柔らかさを感じてしまいました。切り返しで手元がしなってタメを作ってくれるようなイメージで、メーカー的には中調子ですが、ボク的には元調子系の動きに感じました。それと、打感のところで書いたグニャリ感ですが、以前「NSPRO950GH」で感じたあのグニャリ感です。さすがにあそこまでではありませんが、カーボンシャフトで感じたのは今回が初めてでした。トルクの問題とかあるのかな？

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～43m/s辺りにオススメ。いわゆるUTらしいUTのつかまりですが、ボクにとっては曲がり幅が少なく、そういう意味では直進性に優れたモデルだと思います。スインガーはもちろん、ボクレベルのプチヒッターでも充分使えるモデルですね。そういう意味では、使い手を問わないUTですね。

ニューモデルのキーワードですが、ボク的には直進性の高さですね。またシリーズの統一感というよりも、ドライバー、FW、UTとそれぞれの役割をよりハッキリ性格付けをしていると思います。

※システム更新の関係で本記事に過去記事のリンクを貼れませんでした。お手数ですが、先代にご興味のある方は検索をお願いします。