どーもです。新年1発目となるコラム、PCM筒康博の「これってギアで解決？それともレッスン？」をお届けします。

通常は第2週の週末掲載でしたが、今回のみ第3週の週末での掲載になります。更新システム変更に伴い、ゴルフ体験主義が12日からの再開になってしまったためですので、来月からは通常掲載に戻りますので!!　では、さっそくお楽しみ下さい！

今年から一般ゴルファー向けギア誌「クラブPCM」がスタートします

まずは2021年ご報告からさせていただきます。10年間「プロのクラフトマン＆フィッター向け」ギア情報誌として刊行していた「PCM」が今年から「ゴルファー向け」マニアックギア誌「クラブPCM」に新装します。誌面では、一般ゴルファーの皆さんが自分でクラブ選びを快適にするためのお手伝いをさせて頂く予定です。

今までのPCMでの詳細なデータは、シャフト探しやクラブ探しに必要なMAPになるはずです。“※個人の意見です”に振り回されず、使用するゴルファー自らが使いたいものを、自信を持って使うのが当たり前になれば、「カリスマ〇〇」がいなくてもクラブ選びはブラッシュアップできるはずです。

「クラブ新調」「ゴルフ改造」冬ゴルフは楽しい！

年末年始はコンペこそなかったものの、たくさんコースでラウンドしました。どのゴルフ場に行っても徹底したコロナ対策が実践されていて、誰とも密にならず、安心でスムースなラウンドができました。何十年振り（？）の土砂降りラウンドもありましたが、同伴者の女性ゴルファーの皆さんも楽しく回っていました。「インドアゴルフレンジKz亀戸店」の会員様も、初心者からベテランゴルファーまで大成長を遂げた方がたくさんいました。

また、僕自身も「ギア選び」「スイング解析」に大きな進展がありました。疑問や仮説に対する現場検証を重ねることで、実践までのプロセスを含めた目から鱗ネタをたくさんストックできました。エースドライバーもバッチリ新調しましたし、もうすぐ新アイアン＆シャフトも！　（個人的趣味の）スイング改造も楽しく進んでいます。（今まで以上に新調な感染対策＆マナーが必要なのは言うまでもありませんが）スコアメイク以外にもテーマをいくつか持っていれば、寒い冬こそラウンドのコスパは高いと思います。

■クラブ選びはヘッドから？　それともシャフトから？

新しいクラブを選ぶ時、皆さんはヘッドから？　それともシャフトから選びますか？　いや、そもそもクラブ完成品になっているんだから…の意見もあると思いますが。気に入ったヘッドの性能を引き出すためにシャフトを選ぶ場合もありますし、決まったシャフトに合わせてヘッドをマッチングする方もいらっしゃると思います。もちろん最後は使う本人の「感性」が決め手になりますが、見た目や気に入ったブランドの基本性能＆データとして知っておくとカスタマイズや調整がしやすいのは間違いないです。

例えば近年トレンドになっているドライバーヘッドの「MOI（慣性モーメント）」ですが、ヘッドには「左右」「上下」「軸回り」の3つのMOIがあります。また、カスタムシャフトの相性も今までのようにシャフト単体の性格だけで決めきれない場合もあります。「飛びます」「売れてます」だけでクラブを勧められる時代から、「自ら選ぶ＆試す」時代になっていくのかも（!?）知れません。

■初心者にもオススメ!?　びっくりアイアン

写真の超デカヘッドのアイアンは、オモチャではなく実際にボールも打てる練習クラブ。ロイヤルコレクション「i method（アイメソッド）」アイアンは、超ビッグサイズヘッド＆長い重心距離が特徴。大きなフェース＆重心距離を感じてスイングチェックするもよし、初心者ゴルファーにクラブにボールが当たる体験をしてもらうもよし。世界トップ100ゴルフコーチに選ばれている井上透プロから「あれは初心ゴルファーに最適」の話を先日聞いた矢先にリニューアルモデルが新発売。早速「インドアゴルフレンジKz亀戸店」に導入してしまいました！

■冬こそマニアックなブラッシュアップのチャンス

こんな時期なので「脳内」での試打やスイング作りもオススメしたいと思います！　そもそも僕は1年中、「脳内試打」や「脳内スイング改造」をしながら確認のために現場に行っていますが…（苦笑）　オフシーズンの冬こそゴルフのギアの見直しやブラッシュアップをして「最高の1打」を打つ準備をしてみてはいかがでしょうか？

三密にならず、今年も楽しく＆マニアックにゴルフを追求していきますのでヨロシクお願い致します。

文・構成／猿場トール