どーもです。今日紹介するのは、キャロウェイの数量限定販売モデル「APEX PRO」シリーズの「APEX PRO」アイアンです。-先代は「ちょっと難しいかな…」という印象でしたが、過去記事を読み返すと、やはり「シビアなモデル」と書いていました。果たして新作はどんなモデルになっているのでしょうか? 早速、いってみましょう。


まずは見た目から。


構造的には先代同様中空です。バックフェース後部に黒いプレートが配置されていますが、これはタングステンウエート。先代はトウ・ヒール方向の中央が凹んでいましたが、新作はバーのように出っ張っていました。

フェースはコンパクト。先代よりもややトウ・ヒール方向に短くなっていて、その分縦幅が確保されていたような印象です。

ソール幅はフェースの大きさに対してやや広めな印象でしたが、トレーリングエッジが設定されているので、実質的には適当かなって感じ。先代はネックからトウ側までほぼ幅が変わらない印象でしたが、新作はネック側がやや細めでトウ側が気持ち幅広になっているようにも見えました。

ネックはほぼストレートですが、先代より軽くグースが強くなっていたようにも感じました。ボディも先代は下部にボリュームがあったけど、新作は全体的にファットな感じでした。

構えてみるとこんな感じ。コンパクトですね。でもトップブレードは適度な厚さを確保している感じかな。先代よりもトウが立っているような印象でした。

今回試打したのはスチールシャフト「ダイナミックゴールドMID115」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角33度、ライ角62度、長さ37インチ、総重量434g、バランスD2。シャフトスペックは、重量116g、トルク未発表、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピーボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはいい感じ。先代はヘビー級のイメージでしたが、先代よりも13g軽くなっていました。これは単純にシャフトの重量差(先代DGは129g)でした。グリップの太さは結構太め。太め好きなボクが握って、良いじゃんでした。ワッグルしてみると想像以上にしなやかで、ヘッドの振れ幅は決して大きくはないけど、スチールシャフトにしてはしなりそうな気配です。素振りしてみると、気持ち良く振り切れそうなイメージでした。


実際に打ってみると、先代よりも打ちやすいモデルに変貌していたと思います。まずはボールの上がり方。先代同様中空構造ですが、先代よりも上がりやすいイメージ。数値的には先代の3球平均19.4度に対し新作は20.0度。同ロフトで0.6度高くなっていました。単純に重心位置を下げたのかと思いきや、スピン量は先代の4193.6rpmから5009.8rpmと増えているんですよね。どうやらボクの仮説は外れていたようですが、先代試打時のHSが37.9m/sに対し新作は38.2m/sとわずかに上がっています。これは単純に重量の問題だと思いますが、決して吹け上がっているわけではなく、むしろいい感じの弾道に見えました。そして何より、先代よりも飛んでいます。先代の飛距離161.0y対し新作は168y。最大飛距離は161.9yに対して170.5yでした。もしかしたら、今回「APEX CB」「APEX MB」アイアンを追加しているので、「APEX PRO」アイアンは、気持ち扱いやすくしているのかなって。ポジショニングとしては「APEX PRO」>「APEX CB」>「APEX MB」で打ちやすくなっていると思いますが…


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS38.2m/s、初速48.7m/s、打ち出し角20.0度、バックスピン量5009.8rpm、サイドスピン-1092.6rpm、飛距離168.0y

【ベスト】

HS39.0m/s、初速49.6m/s、打ち出し角19.3度、バックスピン量5095.3rpm、サイドスピン-1262.3rpm、飛距離170.5y


打感はマイルド。先代もマイルドでしたが、ほぼ似たような感触で軟鉄鍛造と言われても、納得しそうなマイルドです。音は澄んだ中高音系。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道。先代はやや上げようというか、いろんな面でシビアさがありましたが、新作はその全てにおいてシビアさがややマイルドになっていたように感じました。スピン量は見た目のイメージ通りだと思います


出球傾向は、ボクのスイングで強めのドロー系。先代も強めのドロー系でしたが、打点のブレに対する寛容性が新作の方が高い感じ。先代は道のブレ幅が大きかったけど、新作はボクにしては割とそろっているかなって!!


シャフトフィーリングと振り感ですが、個人的な感覚では「ダイナミックゴールド」は意外としなるシャフトで、切り返しでタメを作りやすいイメージでした。この「ダイナミックゴールドMID115」は初体験でしたが、タメ感というよりは素直にしなる感じだけど、タイミングが取りやすかったですね。このフィーリングは好きかも!!


今回ボクが打った限りでは、このスペックでHS40~42m/s以上にオススメ。先代はいろんな意味でシビアな面があったけど、新作はその全てでややマイルドになった感じ。先代とほぼ同じような見た目にもかかわらず、よりも打ちやすいですね。具体的にはボールが上がりやすく、打点のブレの寛容性もより高く、とにかくより飛んでくれます。これなら払い打ち系でもそのメリットを享受できそうな雰囲気もありますが、まあ、ドンピシャはある程度振っていけるヒッタータイプでしょうね。

<キャロウェイ「APEX PRO(2023)」アイアン>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ【#4~#5】軟鉄+ウレタン・マイクロスフィア+タングステンインナーウエート+タングステンウエート【#6~PW】軟鉄+ウレタン+タングステンウエート、フェース【#4~#5】カーペンター455【#6~PW】軟鉄

■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「ダイナミックゴールドMID115」(S200=116g/未発表/中調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)。

■価格:6本(#5~PW)セット19万1400円、単品(#4)3万1900円 ※税込み