どーもです。連日紹介してきたダンロップスポーツのニューモデル「スリクソンZXi」シリーズですが、とりあえず先週金曜に紹介した「スリクソンZXi7」アイアンで終了です。では、今日は何を紹介するのか? 実は、「スリクソンZフォージドII」アイアンを同時に打つことができました!! 言わずと知れた、松山英樹プロ使用のモデルです。えっと、テンション高めに書いていますが、この手のクラブの根本的な問題として、「ボクレベルで打てるのか?」があります。では、なぜテンションが高めなのか? それは、ボクなりに手応えがあったので…。というわけで、何はともあれいってみましょう。
まずは見た目から。
先代「スリクソンZフォージド」アイアンはプレーンバック系でしたが、「スリクソンZフォージドII」アイアンは、バックフェースのトウ・ヒール中央部に凹みを設定し、中央部を厚肉化した形状になっていました。
フェースは小顔。コンパクトで、形状的にはほぼ変わっていないと思います。でも、先代はほぼ直線に見えたトップブレードにわずかな丸みがあったようにも感じました。
ソール幅は、フェースの大きさに対してもやや狭め。この手のアイアンは、ダウンブローに打ち込む必要があるので、ダウンブローに打ち込んでの抜けの良さを意識した結果でしょう。そしてもちろん、V字ソール採用です。
ネックはストレート。先代よりもフェース下部にボリュームを持たせたイメージ。ボディ中央部のトウ・ヒールに凹みを設定した分、トップブレードの厚みができて、ある意味逆テーパーブレード効果になっているかもしれません。
構えてみるとこんな感じ。トップブレードが薄く、第一印象は「難しそう!!」です。まあ、マッスルバックという時点で、そんな感じはありますけど…
今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールドDST」S200フレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角33度、ライ角62度、長さ36.75インチ、総重量437g、バランスD2。シャフトスペックは、重量112g、トルク2.1、手元調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール。
持ってみた感覚ですが、重量的にはしっかり重め。グリップも一般的には太めだと思うけど、ボクにはちょうどいい感じ。ワッグルしてみると、もちろんしなり感はなくカッチカチで、まさに鉄の棒です。素振りしてみても、ヘッドがかなりの小ぶりなので、スイング次第でどんな球も出そう雰囲気で、レンジ試打でも集中力を必要としそうな感じ。
そんな感じで実際に打ってみると、「んっ!?」でした。2球、3球と打ってみた感想は「あれっ!? なんか打てそう」って。少なくとも昨年夏のスイング診断では、ある程度ダウンブローに打てているボクですが、ボクレベルのスイングでも、しっかりボールが上がってくれました。先代試打時はシャフトが「NSPRO MODUS3 TOUR120」Sでしたが、同じロフトで打ち出し角平均は18度台でした。それが「スリクソンZフォージドII」アイアンは、な、なんと20度台。総重量が重くなっているのに、打ち出し角がより高くなっているのが、まずボクが感じた最大の相違点でした。この差を解明すべくスピン量に着目してみると、先代平均約5000rpmに対して約4500rpmとロースピン化していました。浅はかな考えかもしれませんが、少なくことも低重心化されていることは間違いないと思います。
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS37.4m/s、初速47.8m/s、打ち出し角20.4度、バックスピン量4534.4rpm、サイドスピン-804.1rpm、飛距離167.7y
【ベスト】
HS37.4m/s、初速47.7m/s、打ち出し角20.6度、バックスピン量4342.8rpm、サイドスピン-945.1rpm、飛距離168.2y
打感はマイルド。ボールのつぶれ感を存分に感じられ、上級者がいかにも好きそうな感じでした。音は中高音系でキレの良いシャッター音でした。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的には文句なしの高弾道ですが、これは「ある程度ダウンブローに打てて」という条件が付きそうです。低重心化と書きましたが、あくまでも「前作よりも」です。マッスルバックタイプなので、そもそも払い打ち系の人の選択肢には入らないとは思いますが、まあ、いわゆる払い打ち系ではボールが上がり切らないかなって感じはありました。
出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系。でも、ちょっと意識して逃がそうと思えばフェード、振り遅れればスライス、つかまえようと思えば腐れフックも打てます。意識している分にはいいのですが、意識しない「あっ!!」といいうスイングのミスも、キッチリ出球に反映されるシビアさも同居しています。まあ、つまりは操作性抜群ということですね。
シャフトフィーリングと振り感ですが、今のボクにはやはり重めですね。レンジ試打レベルなら問題ないかもしれませんが、ラウンド通して振り切れるかを考えると、ちょっと自信がないかもです。とはいえ、やはりボク的にはこのシャフトとの相性がいいような気もしています。個人的には「NSPRO MODUS3 TOUR120」Sよりも、なんか合っているような気がしました。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低43m/sは欲しい感じ。この手のアイアンにしては、打ちやすさをちょっとだけ意識したモデルにように感じました。そして、その打ちやすさが、ボクレベルでも「あれ? なんか使えそう!?」などと、壮絶な勘違いをしてしまいそうなモデルです。実際には重いし、めっちゃシビアだし、バリバリ操作性が高いし、打点も、スイングにもシビアです。でも、ボールの上がりやすさにおいては、間違いなく先代よりも進化していると思います。難しいモデルですが、嫌いじゃないっす!!
<ダンロップ「スリクソンZフォージドII」アイアン>
■KAZ’ sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:9.5▽操作性:10▽構えやすさ:10▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:7
■ヘッド:軟鉄(S20C))
■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールドDST」(X100=116g/1.9、S200=116g/2.1/中手元調子)。「KBS TOUR」(X=119g/1.9、S=109.5g/2.0/中調子)。※「ダイナミックゴールド」X100、「KBS TOUR」Xは特注対応
■価格:「ダイナミックゴールド」装着モデル6本(#5~PW)セット13万8000円、単品(#3、#4)各1本2万3100円。「KBS TOUR」装着モデル6本セット14万5200円、単品各1本2万4200円。 ※価格は税込み












