ミレニアム世代の古江彩佳(21=富士通)はパープレーの72、通算5アンダーで競技を終えた。

最終日は7組前で首位と4打差15位から出て、1番でバーディー。10番で3パットのボギーを喫したが、通常の351ヤードからティーエリアが57ヤード前に出された11番パー4では1オンに成功し、2・5メートルを沈めてイーグル。13番もバーディーで一時は通算8アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、難関の上がり4ホールの15、17、18番でボギーと終盤スコアを落とした。

古江は「最初はすごく良かったけど、最後に向かうにつれて、難しい、長いホールがアゲンストで続いたので…。ボギーを打ったのは悔しいけど、仕方ないかなとも思う。自分の技術がない。グリーンを外した時の技術がまだまだ足りないと思った」と振り返った。

首位と4打差のスタートだったが、優勝争いの意識は「全然なかった。正直、ちょっと追いつかないなと思ったので、自分のやることに集中した」という。

7月末のエビアン選手権から、約1カ月の欧州遠征だった。「始まった時は“長いな”と思ったけど、終わってみると早かった。すごく充実して、英語に触れるのも楽しかった。日本にはないコース、リンクスは特にそうだけど、そういうところを回れたのはいい経験です」と話した。