年間ポイント70位までで争ったプレーオフ第2戦が終了し、26位から出た松山英樹(29=LEXUS)は、3バーディー、1ダブルボギーの71で回り、通算9アンダー、279で46位に終わった。伸ばし合いの展開に出遅れ、日を追うごとに順位を下げた。

それでも年間ポイント22位となり、同30位までに与えられる今季最終戦の次戦、ツアー選手権(9月2日開幕、米ジョージア州)の出場権を獲得した。ツアー選手権は2014年から8年連続での出場となる。07年から始まったプレーオフシリーズで、同選手権への連続出場は、07~14年のハンター・メイハン、10~17年のマット・クーチャー(ともに米国)の8年が最長。今年、松山とパトリック・リード(米国)がこれに並んだ。

最終戦は年間ポイントの順位に応じ、第1ラウンドスタート時点のスコアが異なるハンディキャップマッチで争われる。ポイント1位=10アンダー、同2位=8アンダー、同3位=7アンダーからスタート。松山ら21~25位は1アンダーからのスタートで、9打差を追って年間王者を目指すことになる。優勝者はボーナス1500万ドル(約16億5000万円)を獲得する。

今大会はパトリック・カントレー(米国)が優勝した。通算27アンダー、261で並んだ、ブライソン・デシャンボー(米国)との6ホールにわたる壮絶なプレーオフの末に制した。プレーオフ6ホール目で、先に6メートルのバーディーパットを沈め、力強くガッツポーズ。直後にバーディーパットを外したデシャンボーを振り切った。カントレーはツアー通算5勝目。年間ポイント1位でツアー選手権に臨むことになった。