昨年の全米女子オープン覇者で今季から米ツアー本格参戦の笹生優花(20=ICTSI)が1イーグル、6バーディー、4ボギーの68で回り、4アンダーで首位に1打差の2位と好発進した。

世界ランキング6位の畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は1アンダーで14位。G・ロペス(メキシコ)が5アンダーで首位に立った。

【米女子ゴルフツアー】全選手スコア

ビッグプレーで一時は首位に立った。1アンダーで迎えた後半の14番パー4。フェアウエーから約60ヤードの第2打はピン奥1・5メートルから、バックスピンでカップイン。イーグルで3アンダーで首位に並んだ。そこから2連続バーディーで単独首位に。最終18番のボギーで後退したが、2年目の笹生が米ツアーで存在感を示した。

「(14番は)予想外でしたが、いいショットが打てました。驚いたけど、本当に良かった。初日としてはいい位置で終われて良かった」とこの日のハイライトとなった14番の第2打を振り返った。今季からキャロウェイと用具契約し、クラブ、ボールを替えて臨んだ初戦。2番のボギーから始まったラウンドは2位の好発進だった。

昨年の全米女子オープン優勝でつかんだ米ツアー出場権。オフはクリスマスを日本で家族と過ごし、昨年12月31日に米国へ戻った。米国での拠点もダラスに家を借り、1年間のツアー参戦の準備も整えていた。

この大会は過去2年間のツアー優勝者らが米国の元大リーガーやセレブと同組で回り予選落ちなしでプレーする。笹生は元大リーガーで今月引退したばかりの200勝投手ジョン・レスター氏(38)らと回った。ラウンド中も積極的に質問し「彼らにヒントになることを尋ねた」と明かし、貪欲なところも見せた。

米ツアー本格参戦となる年の開幕戦でいきなり2勝目のチャンスとなる好スタートに「明日も今日みたいないいプレーができるように頑張ります」と控えめに意気込みを話していた。