3時間遅れの午前11時半に競技がスタートし、首位に3打差の5位で出た小祝さくら(24=ニトリ)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダー、136でホールアウトした。ホールアウト時点で最終組はまだスタートしていなかったが、暫定1位に立っている。

10番パー5からのスタートで、いきなりバーディー発進。前半は2バーディー、ボギーなしで折り返し、後半は6、7、8番と3連続バーディー。「バック9でスコア伸ばせてうれしい。基本的にショットがすごい良かったです。ティーショットに関しては、最高な1日でした」と声を弾ませた。

大幅なスタート時間遅れも「起きてまた2時間くらい寝ました」とマイペースで調整。悪天候の影響は「後半はしっかり打つように心掛けた」などとあまり受けなかったようだ。最終組のスタート時間は午後5時半。小祝は午前11時50分スタートと早めだっただけに「ホールアウトできて良かった」とホッとした表情を見せた。

会場がある山梨の印象については「田舎がすごい。富士山も近くにあるみたいですが、見えなくて。山梨に来た感じはしない。名物にほうとうってやつがあるんだけど、食べてないです」と話した。大会終了後、すぐに6月2日の全米オープンに向けて出発する。「来週の準備がしたくて買い物に行きたかったが、買い物する場所すらない。ジャージーとか買いたかったです」と残念がった。

優勝した場合、セレモニーや会見などで会場に最後まで残ることになる。「全然そこはまったく気にしていない。準備はすぐ終わるタイプです。荷物も重量制限があるので、国内よりも少なくトランク1つだけです」と話した。

まずは決勝ラウンドに向けて集中する。「残り2日ある。毎日4アンダーを目指してプレーしたいのと、ここ2日パットが入らないシーンが多かったので、決勝ラウンドでは決めていかないとだめ。今後調整したい」と課題も挙げた。