48位で出た中島啓太(23=フリー)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーとスコアを落とし、通算6オーバーで予選ラウンドを終えた。ホールアウト時点で113位前後まで後退し、予選落ち濃厚となった。

15番パー5でこの日2つめのバーディーを挙げたが、その後2連続ボギー。最終18番パー5ではグリーン横のバンカーにはまり、ダブルボギーをたたいた。

中継するゴルフネットワークのインタビューで中島は「あのバンカーに入っていくボールを見るのが苦しかった」と振り返った。ポットバンカーから一発で出すことができず「あごは普通に打てば問題なかったが、ああいうシチュエーションの中で、技術的なミスをしてしまった。悔しさが倍になった」と肩を落とした。

日本ツアー賞金ランキング1位を快走する成長株。アマチュアとして初出場した昨年に続き2年連続で全英の大舞台に立ったが、今年も決勝ラウンドに進むことは難しい状況に。「予選を通ったら、日本ゴルフ協会のスタッフの方に『ありがとうございました』とメールするつもりだったが、それがかなわなかった。悔しい気持ちを味わった。日本に戻って、気持ちを切り替えて頑張りたい」と話した。