佐久間朱莉(22=大東建託)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、通算11アンダー、205で悲願の初優勝を飾った。
ウィニングパットを決めると、両手を挙げてガッツポーズした。悲願の頂点。あふれるものは止まらない。グリーン横にいた同期の桑木志帆(22)と涙を流して抱き合った。
「なかなか勝てなくて苦しい時間長かったですけど自分を信じてこの日まで戦ってきてよかった。1勝だけでなく、2勝、3勝と複数の優勝を目指していきたい」
首位と1打差2位からスタートすると前半で4バーディーを奪って単独首位に立つ。しかし、後半は小林夢果に並ばれるなど一転して耐える展開が続く。11番パー5の第1打は木の根元にいってしまったが、第2打でうまくフェアウエーに戻し、ピンチを脱出してパーセーブ。13番パー3も約3メートルのパーパットを残しながらもしっかりとねじ込んだ。14番パー4もパーオンできず、難しいパーパットを残す。ここでもナイスパーを奪取し、再び単独首位に立った。
耐え抜いたからだろう。16番パー3ではピンそばにつけて、後半初のバーディーを奪い、2位に2打差をつけて優勝を引き寄せた。
昨季は2位が3回と、あと1歩で優勝を逃した。3度目の2位となった昨年6月のニチレイレディースでは1打差で優勝を逃して号泣した。師匠の尾崎将司(78)に優勝を報告したい。前週のマスターズは転機になった。激闘を制して涙を流したロリー・マキロイの姿を見て感動して刺激を受けた。後半は何度も危機に見舞われたが、攻めの心を失わず、初の頂点に駆け上がった。
◆佐久間朱莉(さくま・しゅり)2002年(平14)12月11日、埼玉県川越市生まれ。3歳からゴルフを始め、中学3年だった18年に日本女子オープン出場。高校入学前の3月に尾崎将司が設立した「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」に1期生として入門した。埼玉平成高卒。22年2月に大東建託と所属契約。ルーキーイヤーの同年は38試合に出場した。155センチ。ベストスコアは63。血液型AB。

