柔道のロンドン五輪女子57キロ級で金メダルを獲得した松本薫(25=フォーリーフジャパン)が古傷の負傷による「術後右上腕骨外顆炎」のため、五輪後最初の試合予定だったグランドスラム(GS)東京(30日開幕、東京・代々木第1)を欠場することが決まった。全柔連が27日、発表した。松本は08年に右肘を骨折、手術を受けてボルトで固定していた。GS東京に向けて練習を再開した際、ボルト周辺の患部が炎症を起こしたため、22日に除去手術を実施。全治約1カ月と診断された。

 五輪男子66キロ級銅メダルの海老沼匡(パーク24)も19日の練習で左肩を痛め、100キロ超級の原沢久喜(日大)は左肘、女子52キロ級西田優香(了徳寺学園職)は右肘の負傷で欠場する。