田知本愛(26=ALSOK)が、10回目の出場で初優勝を果たした。5日の選抜体重別で初優勝して勢いに乗る田知本は、決勝で連覇を狙う山部佳苗(24=ミキハウス)に判定勝ち。一本負けした昨年決勝のリベンジを果たし、初めて日本一の座についた。「選抜から2週間しかなかったけれど、リフレッシュしながら練習した。周りが喜んでくれたのが、うれしい」と話した。

 大会後の強化委員会で世界選手権(8月、カザフスタン・アスタナ)の代表入りも決定。これまでは国際大会の実績などで代表に選ばれ、銅メダルを4個獲得しているが「日本一になって堂々と代表に選ばれたかった。目標は世界一になること」と話していた。

 残る1枠の代表には「ここ1年の国際大会の成績」などが評価されて、準優勝の山部が選ばれた。また、団体戦メンバーとして、57キロ級の山本杏(20=国士舘大)と70キロ級のヌンイラ華蓮(23=了徳寺学園職)が選出された。