古川学園(宮城)は富山第一にストレートで敗れ、2回戦までに男女とも東北勢はすべて姿を消した。

 過去優勝3回の古川学園が3年連続で2回戦のカベに泣いた。大会初戦の相手に、先発アタッカー6人の平均身長で約9センチ上回る高さを生かし切れずに完敗した。

 第1セットはジュースに持ち込む粘りを見せたが、27-29で競り負けた。反撃が期待された第2セットは序盤から連続失点を重ね、1度もリードを奪えずに力尽きた。セッター洲崎ひかり主将(3年)は「相手の速さについていくのがやっとだった。3年生が攻め切れなかった」と肩を落とした。終盤のメンバー交代も流れを変えられなかった。岡崎典生監督(47)は「この悔しさを忘れずに、この経験を生かしてほしい」と個々の成長に期待を込めた。【佐々木雄高】